「そ(🧐)のことですか。今じゃ第(🚆)(dì )四(sì )帙ちつまで進行しております。一帙四巻(🍩)としてありますが、もう第(🤩)十(❌)六の(🎫)巻(⛑)ま(🍍)きを(🧞)出しました(🕔)。お(🀄)聞き及(jí )びかどうか知(😈)(zhī )りませ(🆒)ん(⌛)が、その上木じょうぼくを思い立ったのは座光寺(🍿)の(🔐)北原稲(👙)雄(🦉)で(😢)す。これにおります今村豊三郎(🆖)の兄に当(dāng )たります。」(🐣)正香(xiāng )が答(😣)え(🍞)た。
山(🚾)(shān )間(🔏)やま(⏲)あいの道路(lù )には行く先に大木が横(🧝)たえてある。それを(🍹)乗り越え乗(🎙)り(🗓)越(yuè(🙄) )えして進(jìn )もうとす(⛲)るもの、幾多の障害物を除(🔉)こ(💳)うとするもの(🍠)、桟(🏆)か(🚌)けはし(🛐)を繕(🏡)おうと(🎰)するもの、浪士側にとっ(🎦)ては全軍(jun1 )の(🌆)ために道をあ(❗)ける(📗)ために(🏽)もか(Ⓜ)なり(🖋)の時(🎮)を費やした。間(jiān )もなく香(🥊)炉岩の上(♓)の山(shān )によじ(🏖)登り(⛎)、そこに(📳)白と紺とを染め交ぜにした(😺)一本(🏍)の(👴)吹(🎫)き流しを高くひるがえし(🔳)た味(✔)方のものがある。一方の山(shān )の上(shàng )に(🔡)も(🥥)登っ(🔫)て行(💒)って三本の紅(hó(🏤)ng )あか(🔩)い(🍘)旗を押し立て(🍆)るものが続(xù )いた。浪士の一隊は高(gāo )い山上の(😭)位置から諏(🔹)訪松本両勢の陣(🌬)地(dì )を望(wàng )み見(🔲)ると(🚕)ころまで達した。
御使番(fān )お(💹)つかい(🆓)ばんは早馬(mǎ )で城へ注(🌆)進(🏟)(jìn )に行(💽)く(🤵)と言って、馬上からその言葉を残した。あとの(💳)人数にも早(💚)(zǎo )速(👣)さ(📵)っそく(👔)出張するよう(💠)にそ(🗝)の言伝(yún )ことづてを御(🏋)使番に頼んで置いて、物頭(tóu )もま(🐚)た乗(🍟)(chéng )馬で(🏿)種々さ(🐻)まざまな打ち合(hé )わせに急いだ。遠(⛺)(yuǎn )い山々は隠(🎥)れ(😽)て(🔅)見えないほどの大降りで、人も(🌚)馬も(🕠)ぬ(✡)れ(🥂)ながら峠(gǔ )の上(shàng )を往(🗺)いったり来たりした。
切(👡)石まで(🍩)間道を通(🌾)(tōng )って、この浪(làng )士(⚾)(shì )の諸(🐨)(zhū )隊(duì )は(🚯)伊那(🚻)の本(🍛)道に出(🥕)た。参(cān )州街道が(🍗)そ(⭕)こに続いて来(💸)(lái )てい(🥑)る。大瀬(lài )木おおせぎ(🥅)とい(😔)うとこ(🚀)ろま(🌙)で(🔼)は、(🤠)北(🍾)原(🍾)稲(👑)雄が(🕯)先(xiān )に(🕒)立(🕟)っ(🚚)て浪士(shì )ら(🖋)を案(🍬)内し(🤵)た。伊(🐥)(yī )那にある平田(🕢)(tiá(🙄)n )門人の先輩株で、浪(🚯)士間道(📅)通過の交渉(dié )には陰(🌿)ながら尽力し(🦄)た倉(cāng )沢義髄くらさわよしゆきも、その日は(🤨)稲雄と一(🌗)緒に歩(⛵)いた。別れぎわに浪士(🕢)らは、(🕑)稲雄の骨(🥊)折(shé )りを感謝し、それに報(bào )いる意(🏝)味(🔊)で記(🐐)念の陣(zhè(🕝)n )羽(🐝)(yǔ )織(👆)を贈ろうと(😸)したが、稲雄の方で(🏹)は幕府の嫌(xiá(🎱)n )疑けん(🤹)ぎを(🔹)慮おもん(🔊)ぱ(🏧)かって(💮)受(shòu )けなかった。
この(🎬)お達しが諏訪藩に届いた翌(yì )日(🌰)には(🥈)、(⚾)江(jiāng )戸から(🥖)表立ったお(🌄)書付(fù(🖥) )が諸藩(💏)へ一斉に(🐱)伝(yún )達せられ(⤵)た(🦎)。武(wǔ )蔵む(🦓)さし、上野こ(💏)う(🥂)ずけ、下野しも(🔼)つけ、甲(🎥)斐(👦)かい、信濃(📬)しなのの諸国に(🚄)領地(👾)(dì )のある諸(zhū )大(😃)(dà(🚝) )名(🏅)(míng )はもと(⬛)より(👰)、相(xiàng )模さがみ、遠江とおとうみ、駿河(🔴)(hé )するがの諸大名まで皆その(⬛)お書付を受(👵)(shò(🗼)u )けた。それはかなり厳(📏)重な内容(róng )のもの(🥦)で、筑(🎗)波つくば辺(😗)に屯集と(🦉)んしゅ(😂)うした賊徒どものう(📄)ち甲州路(🎉)ま(💀)たは中仙(xiā(🔳)n )道(📦)(dào )なか(🥦)せんど(⏲)う方面へ多(duō )人数の脱(💈)走者が落(🔛)ち行くやに(🧖)相聞こえるから、すみ(💐)やかに(🥊)手(shǒu )はずし(🏪)て見(jià(🤮)n )かけ次(🐩)第(🆔)もらさず討うち取れという(📻)意味のこ(🍩)とが(🚫)認した(👦)た(🍋)めてあり、万一討ち(🕦)もらし(🚗)たら他(❔)領までも(🏾)付け(😺)入(🐵)って討ち取るように、(📜)それを(🚯)等(děng )閑(xián )なおざ(🙎)りにしたらきっと御沙汰(tài )ごさたが(🔹)あ(🌥)るであろうという意(✌)味(wèi )のこ(📪)とも(🤽)書き添えてあった。同時(shí )に、幕(mù(🚛) )府(fǔ )では三河みか(🔭)わ、尾張おわ(♒)り、伊(yī )勢(shì )いせ、(🗽)近江おう(🈲)み、若(🐅)狭(😸)わかさ、(⚓)飛(fēi )騨ひだ、(⛲)伊(🕳)賀いが、越後え(🈂)ちごに領(lǐng )地のある(👚)諸大名(míng )にまで別のお書付を回(💿)し(👅)、筑波辺(😿)の賊徒どものう(🤙)ちに(🥞)は所々へ(😋)散乱(luàn )するやにも相聞こえるから、めいめいの領分はもとより、付近までも手はずをして置いて、(🐕)怪しい(⛅)者(zhě(💦) )は見かけ次(cì )第すみやかに討うち(🎭)取れと言(🍯)いつ(🗑)けた。あの湊(còu )み(🉑)なとでの合戦かっせん以(🗾)来、(🍲)水戸の諸生党を応(📕)援した参(😖)政田沼(🏽)玄蕃頭(🏨)げんばのか(✝)みは追討(tǎo )総督として浪士らの(💍)あ(⛓)と(🍳)を追って来た。幕府は一(🙄)方に(🙅)長(🥤)州(📃)征(😱)伐の事に従(cóng )いなが(😓)ら、大き(🕠)な網(wǎng )を(📩)諸国(guó )に張(⛱)って、(🛢)一人残(cá(📥)n )ら(🌕)ず水府(fǔ )義士なるものを滅(miè )ぼし(🏔)尽く(🌷)そうと(😃)してい(⏹)た。そ(🌃)の(🆔)時はまだ(👍)八十(shí )里(😔)(lǐ )も先から(👀)信じがたいような種(🔩)々さまざまな風(fē(⛑)ng )聞が諏訪藩へ伝わって(🐗)来(lái )るころだ(🌁)。高島城に留(🦅)守居(jū )す(🧛)るも(🔆)の(🏏)だれ(🐱)一人として水(🐾)戸浪士の(👁)来ることなぞを意(yì )こころにかけ(♟)る(🎡)ものも(👕)なかった。初めて浪士ら(🗒)が上州には(🤳)いったと聞いた時(🕡)に(🔩)も、(🥤)真偽(🤥)の(🎉)ほ(🌳)どは不確(🌩)実(🏄)(shí )ふた(🧡)しかで(🤱)、(💗)なお(💖)相(👲)去るこ(📠)と数(shù )十里(📄)の隔(gé )たり(👓)が(📌)あった。諏訪藩で(🕢)は(📌)まだまだ(🎾)心を許してい(🏁)た。その浪士(🚧)らが信(🌂)州にはいった(🔗)と聞き、佐(💢)久さく(😳)へ来た(👧)と聞(🏊)くよう(🕤)になると、急(👌)(jí )を知ら(👚)せる使(shǐ )いの者がしきりに飛んで来る(🕓)。にわかに城内(nè(🥩)i )では(🤪)評定ひょう(😇)じょうがあっ(🍭)た(🎻)。あるものはま(⏫)ず甲州口をふさぐがい(😐)い(🗞)と(🤕)言った。あるものは水戸(⛳)の精鋭を相(xiàng )手にするこ(🔼)とを考え、はたして千(📝)(qiān )余人(rén )からの同(🎶)勢で押(🛋)(yā )し寄(jì )せて来(lái )た(🔕)ら敵しうる(🕓)はず(🔥)もな(🏯)い(📛)、沿道(dào )の諸藩が討うとう(🎐)としないのは(🏕)無理(🎰)もない、これは(🍷)よろ(🙈)しく城を守っていて浪(làng )士らの(🔖)通り過ぎるままに任(rèn )せるが(🎂)いい(✌)、後方(fāng )うしろから鉄砲(🍨)でも(🚚)撃ち(📩)かけて(🔂)置けば公儀(yí(🚞) )への御義理はそれ(😕)で(🧀)済む、(⛎)そんな(⬜)ことも(🍅)言っ(👋)た。しかし君(♌)(jun1 )侯(🥡)は現(✉)に幕(🎛)府(fǔ )の老(🥅)中(zhōng )である、(👿)その諏訪(➰)(fǎng )藩と(🎿)し(🎰)て浪士(shì(👷) )らをそ(㊗)う放縦(🐱)ほしい(🔒)ままにさせて置けな(⛰)い(🌊)と言うものが(⤴)あり、大(dà )げさの風(fēng )評(🚂)が当(📭)て(🛏)になるものでもないと(🍢)言(yán )うものがあって(🧦)、軽々しい行(háng )動は(🕠)慎も(💕)うという(📘)説が出(🌹)た(🕊)。そ(🤯)こへ諏訪(fǎng )藩では江戸(🎺)屋敷(fū )か(❄)らの急使(shǐ )を迎えた。その(⚡)急(🎑)(jí )使は家中で(💾)も重(🔻)きを成す老臣で、(👯)幕(🍀)府のきびしい命(mìng )令(🚻)(lìng )をもたらして来た。や(😓)が(🏓)て水(shuǐ )戸(🚍)浪士(shì )が望月もちづき(⏱)ま(🚣)で到着した(🥃)との知(zhī )らせがあっ(🎏)て見ると、大砲(✏)十五門、騎馬武(🧛)者百五十人、歩(🐭)(bù )兵(⛅)七(😦)百余(yú(⛑) )、旌旗(qí )せ(👅)いきから輜重駄(🔓)馬しちょうだばま(🐧)でがそれに称かなって(🚗)いるとの風評には一藩(👉)のものは皆(🧝)顔色を失ってしまった。そ(🧚)の時、(🥣)用人の塩原彦七(qī )し(🈸)おばらひこしちが進み出て、浪(🤗)士(⤵)らは必ず和田峠(gǔ )を越して(😌)来(lái )るに(🕡)相(xiàng )違ない。峠のう(🏥)ちの樋橋といはしとい(🌷)うと(♍)ころ(🍅)は(🕰)、谷(🤜)川を前(🔖)にし、後方うし(⛰)ろに丘陵を負い、昔時む(🎆)かし(👰)の諏訪頼重すわより(🐔)し(💞)げが(🦔)古(gǔ )戦場(🥧)でもある。高島城か(🌃)ら(🆖)三里(👒)ほ(🤒)どの距離(🍑)にある。当方よ(❓)り(🛌)進んでその嶮(yǎn )岨けんそな地勢に拠より、要所要所(🤳)を(🎆)固(🏜)めてかかっ(🚨)た(🍾)な(🔺)ら(📺)、敵を討(tǎ(⛽)o )う(👿)ち(📟)取(👺)るこ(🎒)とが(👎)できようと(🆎)力説した(✏)。幸いなこ(📄)と(👊)には、幕府追(🌡)討(⛽)総(zǒng )督(dū )と(🎖)して大兵(🔀)(bīng )を(🌃)率いる田(😴)沼(🎛)玄蕃頭げんばのかみが浪士(shì )らの(🍁)あとを(🐜)追って来(lái )ること(🕠)が確(🔉)かめら(💝)れた。諏訪(fǎng )藩(🎄)の家老はじめ(🐭)多(duō )くのものはそれを頼みにし(💕)た。和田峠に水戸(hù )浪(👌)士(shì )を追(zhuī )いつめ(🔨)、一方は田沼勢、(🦃)一(yī )方は高島勢(🍑)で(😾)双(shuāng )方か(💶)ら敵を挾撃(🍪)きょう(🛵)げ(🎯)きする公儀の(🚕)手はず(🖲)で(🥨)あ(💩)ると(📞)いうことが何よ(🎂)りの(🐸)力にな(🚡)っ(🥠)た(🕣)。一藩(🎮)の態度(♎)は決(🥇)し(😾)た。さてこそ(🚍)斥(🏈)候隊(duì(🤺) )の出動となったの(➿)である。
「(🛹)お武(wǔ )家様、わたくしは怪しい者でもなんでもございません(🕘)。伊那(⛩)いな(🏤)[#「伊那(😵)」は底本で(🥁)は「伊奈」]辺まで用(yòng )事(shì )が(📖)あって(🏥)まいる(🗳)途中(zhōng )、御(yù )通(tōng )行という(💧)ことで差し控え(😈)てい(📇)た(🚀)も(🔻)ので(🌒)ございます。これ(🧞)からはいかようにもお供をい(🎯)たしますから、(🏍)お助けを願(👱)います。」(😽)
「これは何(😈)よりのものをいただ(📰)いて、ありがたい。」
(🌷)半蔵は十一屋の(🍤)二階(🎖)の方に平(píng )助を見に(🍯)行った時、腹下しの気味(👎)で寝(🥋)てい(🌖)る連れの庄屋(🍘)にそれ(⛔)を言った。平助は半蔵の顔を見ると、旅の枕(zhěn )まくらもとに置いてある(🤷)児童の(🔻)読本(🏾)よみほんでも(💥)読ん(🆙)でくれと(🗡)言った。幸(xìng )兵衛(🧞)も(🆑)長(zhǎng )い(🐠)滞(zhì(🔮) )在(🚤)に疲(pí )れ(💢)たかして(🌶)、そのそば(🅿)に毛深い足(zú )を投げ出(🕎)(chū )していた。
「わた(🚚)くしですか。諏訪飯(🚛)島村(🆕)すわ(🎸)いいじま(🥜)むらの生ま(😢)れ(📞)、降(🤢)蔵こうぞう(📄)と申(shēn )しま(👕)す。お(💪)約束のとおり片桐(tó(🍛)ng )までお供をいたしまし(📪)た。これでお暇いとまをい(🚙)ただきま(🔻)す(💍)。」
徳川(chuān )幕府の頽(🐼)勢(shì )た(❔)いせ(👽)いを挽(wǎ(❤)n )回ば(👇)んかいし、あわせ(🥏)てこの不景気のど(😉)ん底(dǐ )から江戸を(🗿)救おうとす(🚔)るような参(🐸)覲交(💚)代さん(🚕)きんこうたいの復活(huó )は(🏛)、半(🔲)蔵(🎆)らが出発(🖐)以前(💎)に(⤴)すでに(🚘)触れ出さ(🥓)れた。
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